モッズ・ヘア50周年記念イベント参加

昨日は、Jobikai事業で協業させて頂いているモッズ・ヘアさんのイベントにお誘い頂き、見学させて頂きました。50周年ということで、パリの創設者の方や日本での創業メンバーの方々のお話しも聞きながら、目の前で一流のヘアスタイリストの技を堪能することが出来ました。

イベントを拝見する中で、いくつか感じたことがあるので、それを少しお話ししたいと思います。
まず一つは、歴史的な流れも含めて、一つの企業、一つのブランドがどのような背景を持って成り立っているのか、ということを深く知ることの大切さを改めて感じたことです。幸い50周年という節目であったために、モッズ・ヘアの創設時の話しまでお聞きすることが出来たのですが、モッズ・ヘアで働いている方々も、お客さんとして通っている方々も、そうしたことをより深く知ることが出来れば、より一層、そのブランドの提供するサービスの価値を自分の為に活かせ、より多くの人がファンになっていく可能性が持てるであろうと思いました。

50年前、1968年のフランスは5月革命といって、大規模なデモや学生運動が繰り広げられた年だったそうで、その流れの中で特権階級だけのものであったファッションやアートといったものが一般民衆に広がっていった時期だったようです。モッズ・ヘアは特権階級の為であったヘアスタイルを楽しむという行為が誰もがその楽しみを享受できる時代への変化の流れの中で生まれ、育ってきた、そしてファッションとしてのヘアスタイルということを始めて世界に発信してきたブランドである、という歴史背景を持っています。それを知ることで、例えば私のような髪型になど興味のない人間でも、髪一つとっても人生を豊かに出来る可能性を持っているということに興味を持ち、行ってみようかな、と思わせるような心を動かす力になり得るということに気付きがありました。

人と人もそうですが、そのものの背景を深く知ることではじめて、その人の価値、その物の価値を受け取り手が理解できるという側面があります。興味がない人には価値にはならないものも、一度興味が湧いてしまえば、その人を豊かにする価値を生み出せるわけです。

もう一つの気付きは、やはり組織は人だと改めて思えたことでした。サービス業なので当然のことですが、モッズ・ヘアが大好きで、この仕事が大好きで、そのブランドが提供する深い価値を知っていて、一人一人のお客様に素晴らしい体験を提供したいと願う気持ちが、集客、リピート、紹介、といった流れを創り出して、チーム内の競争も生み出して、売上や利益にも繋がってくる、ブランドの更なる発展に繋がってくる、そういう現場を目の当たりにした思いでした。

イベント参加レポート
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